夏のイベント会場や工事現場など、猛暑の中で働く人にとって欠かせないのが「暑さ対策」。
最近ではさまざまな機器やアイテムが登場していますが、その中でも注目されているのが スポットクーラー です。
「エアコンの代わりになるの?」とよく聞かれるのですが、実はスポットクーラーは少し用途が違います。ここでは、万博警備の現場でも活用されているスポットクーラーについて、その特徴や使い方をご紹介します。
エアコンとは違う!スポットクーラーの役割
スポットクーラーは、部屋全体を冷やすのではなく、冷風を一点に集中して送るタイプの冷房機器です。
まさに「ピンポイントで涼しさを届ける」ことに特化していて、直接浴びると一気に汗が引いて体温が落ち着きます。
実際、大阪・関西万博の入場ゲートにも設置されており、猛暑の中で立哨するスタッフをサポートしています。
実は部屋全体を冷やすのは苦手
スポットクーラーの“落とし穴”は、部屋の温度を下げるのが得意ではないこと。
排熱処理が必要なため、密閉空間で長時間使っても「室温そのものを下げる」効果は期待できません。
そのため、イーフロではエアコンを設置できない休憩所にスポットクーラーを導入し、扇風機と組み合わせて空気を循環させる工夫をしています。
「体を冷やすスポット」と割り切って使うことで、本来の性能を発揮できるのです。
警備現場でのリアルな使い方
休憩時間に交代でスポットクーラーの冷風を浴びると、短時間でも体力の回復が感じられます。
特に炎天下で立ち続けた後の涼風は、ただの快適さを超えて“安全のための冷却”といえる存在。
ただし、当たりすぎると体が急激に冷えてしまうこともあるので、
「数分浴びて扇風機で全身に風を回す」など、バランスを意識することが大切です。
まとめ:スポットクーラーは“涼しさの休憩所”
スポットクーラーは、エアコンの代用品ではなく、あくまで「短時間で体を冷やすための機械」。
警備の現場では、熱中症対策の一環として大きな役割を果たしています。
炎天下の現場で働く人や、エアコンが設置できない場所で作業する人にとって、スポットクーラーはまさに 小さなオアシス。
暑さと戦う夏の現場に、心強い味方となっています。
🌐 私たちイーフロは、大阪・関西万博をはじめとするイベント警備の現場で、こうした工夫を取り入れながら安全で快適な環境づくりに取り組んでいます。